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Torio!!

小説家を目指す管理人 落雁 トルテ のブログ Torioとは三重奏の事です。 1人目が管理人 2人目がリンクさせてもらってる方 3人目が当ブログを読んで下さっている方です!! 涙を越えてこその価値がある。

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Posted by 落雁 トルテ on

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まじで

Posted by 落雁 トルテ on   0 comments   0 trackback

どうも お久しぶりの落雁でございます。

実はインフルエンザにかかりまして、しばらくTwitterにもブログにもいませんでした(⌒-⌒; )
GREEにはいたけど←

んで、今日はうるう年ですねー
私の先輩に今日が誕生日の人いますよ(^ ^)
今は正確にいうと6歳だと思う←



今回は東京ヒーローズウォーのパラレル小説を載せちゃいます(。-_-。)
メインはこの前も載せた光と闇の子たち。


結構GOGOな小説になっていますし、なんというか、今までとは違うと思います。
特に恋愛重視になってしまったかも; ;

そんなんでもおk!! という心優しいお方は追記よりどうぞ!!

個人の解釈、想像も含んでいます。

東京ヒーローズウォー
NO.001


「うーん・・・・・・」
鏡を前にして唸る。 どうも決まらない。
「どうかしたの? そんなに怖い顔しちゃって」
そんな私にチームメイトの暁が尋ねてきた。
赤いショートの髪に大きな双眸、人付き合いの良い少年だ。
「寝癖が立ってて、今日は大切な日なのに」
「寝癖? ・・・・・・あぁ、そういえば今日はトップのヒーローが帰ってくるからパーティーだったね」
思い出したように言う暁。 気楽だな、いつも。
「ましろは2位だから代表の挨拶か。 だからそんなに?」
「うん・・・・・・だって1位だよ!? 千葉1位で三国1位だよ!? 完全なるヒーローでしょ!! そんな人に私が挨拶なんて!!」
手にしていた櫛を振り回しながら言った。
今は20xx年。 都市機能が衰退した東京23区を巡って周辺の千葉、神奈川、埼玉と呼ばれる国家が誕生した。
それぞれのヒーローは能力を使って23区を占領していく。
暁は爆炎。 私は光と闇。
爆炎は文字通り炎を操る能力の事。 灰すらも残らない。
光と闇は光の屈折と暗黒を使い、戦う。 強制的に闇を使って相手を眠らせる事も出来る。
「もうすぐでパーティーだけど」
「うわぁぁあん!! こんなんじゃ恥ずかしい!!」
頭を抑え、しゃがみ込む。
1位の人は男らしいし、みっともない女だとは思われたくない!!
「そんなに気になる寝癖じゃないと思うよ。 それも十分可愛いんじゃないかな」
咄嗟の暁のフォロー。 その一言でやる気が復活。
「うん。 頑張る」
「単純だな・・・・・・」
「男なんだよね? その1位の人」
「らしいね。 もしかして気を惹かせるつもり?」
ニヤニヤしながら暁は言う。
「ち・が・い・ま・す!!!」
拳を作り、憤慨する。
暁は手を振りながら慌てて言い足した。
「で、でもましろは12歳の時に助けてくれた人が初恋なんだろ?」
そう。
小学校6年の終わりの日。 つまり卒業式だ。
その時にわけの分からないイザコザに巻き込まれ、能力者から攻撃を受けた。
その頃の私は覚醒していなくてまだ能力すらも知らなかった。
パニックに陥った私を助けてくれたのは1人のヒーロー。 意識も朦朧としていてあまり覚えていないけど、ただ男ですっごくかっこよかった事だけは覚えている。 彼の背中を追いたくて私はヒーローになる道を決めたんだったっけ。
懐かしい。
「というより、なんでわざわざパーティーなんて開くの?」
「2年ぶりらしいからなー。 俺も詳しいことはわかんないさ。 多分殆どがえみるさんの我が儘だと思う。 これは確定だ」
「うん。 私もそう思う」
まだ11歳の姫咲えみるさん。 千葉の指導者だ。
大人びているけど、まだ子供なわけで。 駄々もこねたいはず。
「もしかしたらなにか大きな事件が起こったりして」
「ないない。 じゃあ、私行くね。暁は来ないんでしょ」
「お仕事だ。 頑張って」


暁と別れ、通路を1人で歩いていると、不意に後ろから声をかけられた。
まさか、寝癖の事? やっぱり目立ってるのかな・・・・・・。
「は、はい?」
「すみません。 多目的室ってどこにあるんですか? 久しぶりにきたから、忘れちゃって」
苦笑しながら尋ねてきたのは黒と白の髪をした青年。
目はオッドアイ、マントを羽織っている。
髪の色と、目の色は私と同じ。
あれ? どこかで見た事ある。
そう思いながら道を教える。
「多目的室ならこの先に曲がり角があります。 その曲がり角を左に曲がって直ぐにあります。 きっとすぐ分かりますよ。 声も聞こえると思いますし。 もしかしてパーティーに参加を?」
「そんなところですね。 ありがとうございます」
青年はそれだけを言って走って行った。
「誰だったんだろ。 どこかで見た事あるんだけど・・・・・・」
それ以上は思い出せなかった。

パーティーはすでに盛り上がっていた。 見慣れたメンバーもたくさんいる。
「みなさん。 今日は2年ぶりに1位のヒーローが帰ってきます。 お祝いです!!」
千葉指導者のえみるさんが言うと、みなははしゃぎ始める。
絶対にえみるさんの我が儘だな。 これは。
「その前に!! 挨拶をしてもらいます。 黒衣ましろさん。 代表でお願いします」
「は、はいっ!!」
緊張して、声が裏返ったような気がする。 みんなから「緊張するなー」 と茶化されつつもマイクの近くに行く。
「待ってね、もうすぐでくる頃だから。 ・・・・・・あ、来た」
えみるさんは花束を私に渡すと肩を叩く。
『しっかり』
そう口だけを動かし伝えてくれた。
大きく深呼吸。
目を瞑っていて、足音が近くなってくるのが分かる。 止まった時に目を開け、口を開く。
声が引っ込んだ。
だって、さっきの人だもん。 目の前にいるの。
ばさりと花束を落とす。 あからさまに動揺してる。
嘘・・・・・・。
さっきの人の方もびっくりしていて口を小さく開いて瞬きを繰り返している。
いや、その前に。
さっきより近くで見たから、はっきりと言える。

あの時、助けてくれた人が目の前にいる。

間違いない筈。 似てる、と言うよりクリソツじゃん。 さっきは顔を確認すると寝癖を思い出して下を向いてたから分からなかった。
暫く沈黙が続き、声が出し辛くなる。
チラッと横目でえみるさんを見ると、すごい形相でこっちを睨みつけている。
うん怒ってるよ。 完璧に怒ってるよ。
それを考え、一つ咳払いをすると、花束を拾い青年に言う。
「すみません。 私の不注意でした。 お取り替えしますからお待ちください」
「ううん。 その必要はないよ。 僕はそれで構わないから」
両手を差し出す彼、私は急いで花束を渡した。
「2年間、特殊任務お疲れ様でした。 これからも頑張ってください。 私達も負けません」
簡単な言葉を贈ると、彼はにっこり微笑んだ。
あの時と変わらないあの笑顔で。
「続いて、1位の方から」
短くえみるさんが繋ぐ、 怒ってるよ絶対に怒ってるよ。
「今回はこんなに盛大なパーティー、感謝します。 千葉国1位の闇野光斗です。 僕が1位になれたのもみなさんがいたからこそ。 本当にありがとうございました」
ワッと拍手が起こる。 これが1位の力か・・・・・・。
「はい、解散!! 自由に楽しんでねー」
気迫も含んだえみるさんの声。
その声でみなが騒ぎ出す。
ホッと胸を撫で下ろした。 終わった!!
緊張が解けて、笑顔が出てくる。
「ましろさん・・・・・・だっけ?」
いきなり隣にいた光斗さんが声をかけてくる。
「は、はいっ!!?」
「あはは、声が裏返ってるよ。 さっきは大変だったね。 ・・・・・・それでさ、僕と君、どこかで会ってるよね? 結構前」
優しいのか、怖いのか分からない視線に戸惑いながらも本当の事を口にする。
「今から6年前です。 卒業式の時に助けてくれた。 それがあなたです」
「やっぱりか・・・・・・。 ごめんね、どうも何かがつっかえて昔の事が全部思い出せないんだ。 ましろさんと会ったっていう出来事だけしか思い出せない。 中身がまるで入っていない」
光斗さんは頭を抑え、苦笑しながら言った。
「いえ・・・・・・良いんです。 私の事なんか覚えてくれていなくても」
「君は特別だった。 そんな気がするよ」
不意に言われ、少し胸が高鳴る。
苦しい・・・・・・。
「その時の事、教えた方が?」
「大丈夫。 ゆっくり思い出す事ができたら、もう一度ましろさんの事を最初から知る事が出来る」
柔らかく微笑む彼。
「あ、あのっ!!」
「ん?」
「わ、私の事は『ましろ』と呼んで下さい!! さん付けなんて、そんなことされる程私は偉くないです・・・・・・」
最後の方は小さくなった。
「ましろ」
下を向いていた私に彼は声をかける。
「下を向いてちゃ何も良いことなんてないよ。 上を向いて、ね? 僕の事は 『光斗』 って呼んでくれたら良いよ。 敬語なんて使われる程、僕も偉くないですから」
笑う彼。 なんか使い回された気がする。
「わかりました、じゃなくて、分かった」
パーティー会場のほぼ中央で和やかに話をしていた。
「そういえば、なんの任務だったの? 2年間も」
「非占領区をひたすら走り回ってたら、何時の間にか2年さ」
困ったように肩を竦めた光斗。
「え、え? じゃあ、特殊任務って」
「ただのでっち上げじゃないかな? 僕が付けたわけでもないし」
「えぇぇぇぇぇぇっ!!!!!??」
驚きを隠せない私に光斗は一瞬キョトンとし、お腹を抑えて笑いだした。
目の端に涙を貯めて笑っている。 そんなにおかしい?
頬を膨らませ拗ねていると光斗はやっと口を開いた。
「ごめん、あまりにも新鮮な反応でさ。 ふふっ・・・・・・あはははははっ!! 帰ってきて早々、こんなに笑うなんて初めてだよ!!」
幸い、みんなの声が大きいので周りには聞こえていないけど。
それにしても可愛い笑い方だ。
「光斗!!」
「ごめん、ごめん。 怒らないで!!」
強めに咎めると彼は深呼吸をした。
「特別だけどね。 だから今、すごくお腹減ってて。 食べ物とってくるけど、ましろは? 一緒に行く?」
「え? あ・・・・・・うん。 行くよ」
目の前の光斗はにっこり笑うと、進み出した。
「いっぱいあるんだね。 どれにしようか迷うけど」
「私は、そうだなぁ・・・・・・。 これが良いや」
取ったのはケーキだった。 実はこの後用事が控えていたので先に食事は済ましていた。
光斗はマリネを選んでいて、もう食べている。
「すごくお腹減ってたのね」
「空腹を感じる事って僕はあまりないんだけどね。 食べる事は生きる事。 とか言うから無理矢理押し込んでる感じかな?」
手を止めて、行儀良く話す光斗。 さすが1位。 立ち振る舞いも全然違う。
「じゃあ、今までは?」
「お腹が減る事はあんまりなかったような気がする。 だっていつも戦場に立ってて、見たくない物も見てる。 食欲が失せるのも当たり前さ。 だから帰ってきたら体に食べ物押し込んで、また戦場に行くって感じ。 だって面倒だよね、やらなきゃいけないことがたくさんあって、それに集中したいのにお腹が空くなんて」
さらりと言う彼。
でも、そうなんだろうな。
1位まで行った人だから、戦場に行きっぱなしだからそう考えるんだろうな。
「そっか・・・・・・」
呟いた途端、フッと会場の電気が消えた。
ざわめく会場。 パニックになりそうになった時。
パッと灯りが灯った。 光源は隣から、振り返ると光斗の掌に白い光があった。
「良かった良かった。 融合したばっかりだから上手くいくか心配だったけど、出てきた」
光と闇の能力だ。
「融合してきたの?」
「うん。 光と闇の能力を捨てたくなかったから、同じ能力者としただけ。
レベルで現したら1なんだけどね」
光を見つめて彼は言う。
「薄暗いけど、それが逆に良かったりもするね。 こっちのほうが心が休まるというか」
私が手を叩いて言うと、光斗は片目を閉じて笑う。
「そうだね。 さて、一体誰が消したのやら」
光斗は辺りを見回す。
「そうだ・・・・・・んぐっ!!」
後ろから不意に口を塞がれる。 布を当てられて、喋れない。
それ以前にツンとした香りが鼻を刺激して、キツい。
「お前はっ」
光斗の目が大きく見開かれた。 周囲からもざわめきが起こる。
誰なの?
「神奈川1位、三国2位。 迅雷の能力者、藤花雷元・・・・・・!!」
光斗の言葉に息を呑んだ。 今、ここに三国1位、2位、3位が揃ってる? 冗談じゃない。
因みに私は3位だったりする。
「よぉ、闇野光斗。 今日はお前に用があって来たんだぜ。 んで、どうやら3位の黒衣ましろと仲良さそうにしてたから彼女を囮にさせてもらう」
口を抑える力が強くなる。
なんか・・・・・・意識が朦朧と、してきたかも。
「卑怯な手を使うな!!」
「なんとでも。 ましろを返してほしければ1人で神奈川領の文京区に来るんだな。 場所は探知しな」
ここで意識が飛んだ。


「・・・・・・」
「お、やっとお目覚めか?」
目覚めてすぐ、ハスキーな青年の声が耳に届く。
ぼやけていた視界がくっきりと映るようになるとここがどこかすぐにわかった。
廃ビルの中・・・・・・?
と言っても、机があったりしているので元は会社だったんだろう。
まだ新しい椅子に座らされていた。
なるほど、その辺はしっかり考えられてるってか。
目の前の雷元を睨む。
「怖い怖い。 最近の女の子ってみんなそうなのか?」
「自業自得よ」
吐き捨てると彼は近づいてきた。
「今、自分がどういった状況に置かれてるか、分かってる?
手も足も縛られてる。 よくそんな強気が言えるね」
雷元は顔を近づけ、頬に手を伸ばす。
そして耳元で囁いた。
「つまり、君は今。 無防備って事だ。 そして男と2人きりだ。 こうなった以上は覚悟もしておかないとな」
「・・・・・・光斗が来るんでしょ」
「ははっ、あいつは来ない。 というより来れる筈がない。 探知しなとは言ったが、融合して間もないあいつに探知出来るか? 無理だろ」
グッと奥歯を噛み締める。
「お、良いんじゃねーの。 その表情!! どんだけ祈っても泣いても助けは来ないんだからな!!」
助けに来ない。
その一言程、衝撃の多い物はない。
涙が溜まり、零れ落ちる。
この人は、一体何をしたいの?
怖かった。 彼の気迫に押し負けている。
「所詮お前は無力なんだよ!! 3位!!」
「なにが言いたいのよ!!」
「まだわからねぇのか? いいだろう、教えてやる」
パッと彼の手から雷が現れる。
危険を感じ取り、手荒い方法で鎖から手と足を抜き取った。
先ず、手。 多分女だからって雷元は油断してる。 かなり緩い。 多少無理な方向に手首を捻って取る。
手が自由になったら腰に引っ掛けていたバールを使って鎖を捻じ曲げた。
一つが取れれば全部解ける。
自由になった手足、雷元に向き合う。
「結構、やるね」
「これくらい、当たり前。 神奈川と千葉では教育が違うの」
手首が痛い。 生温かいものが流れ出しているから多分血が出てきてる。
嫌だな、ブラウスが白だから汚れちゃう。
そんな事を考えながら、ほぼ無意識でナイフをポケットから取り出す。
小さく見えるけど、実は刃渡り30cmほどある。 組み立て式だ。
「えげつない女だな。 日頃そんなの持ってるか?」
「黙れ。 性分なんだよ」
短く言って、地を蹴る。
私は、無力なんかじゃない!!!!
すれ違い様、雷元の喉元にナイフを突き立てようとしたとき。
引き手で取られ、大外刈りを入れられた。
コンクリートに腰を強打。 頭は守ったものの、一瞬にして呼吸が止まる。
「かっ・・・・・・」
息を吸いたいけど、出来ない。 何かで喉が堰き止められている。 そんな感覚。
目が眩む。
彼の手が、迫って来る。 しかしそれにも反応出来ない状況で。
やられる。

「1人の少女相手に良くそんな真似出来るな!!」

ダァン!! という耳を劈く扉が開かれる音。
雷元が振り返った瞬間、その場が闇へと化した。
雷元には闇に見えた筈。 同じ能力の私にとってはなにも見えないけど。
入り口には光斗が立っていて、私を見つけるとすぐに駆けつけた。
「ましろ!!」
未だに回復しきっていない呼吸を隠しながらも頷く。
「だ、だいじょうぶ。 ・・・・・・しん、ぱいない、よ」
怖さで目の前が鮮明に映ってる。 なんで?
「大丈夫な訳、ないだろ!! 横隔膜痙攣して呼吸困難の女見捨てる程、僕は酷くないよ!!」
光斗から一喝され、身を縮ませる。
「ごめん・・・・・・」
謝ると彼は 分かれば良いよ と私の頭を軽く叩いてくれた。
そして雷元に声をかける。
「さて、雷元。 どういう意味かは知らないけど、なんの意味で千葉に来た?」
闇に目が慣れたのか、雷元はしっかり光斗のほうを向いて笑う。
「まぁ、1つはお前のお手並み拝見って事だな。 もう一つはかなり重要な事だ」
「その為にましろを連れ去ったって言うつもりか、糞餓鬼」
光斗の目が鋭くなった。 前を見据える目から光が消える。
『闇』 の自分が出てこようとしてきている証拠。
光と闇の能力を持つと、光を使う時は至って笑顔。 しかし闇を使う時はその真逆。 言語、行動が極端に悪化してしまう。
裏の自分が出てくると言うわけだ。
そう私は独自に思っている。
「そう怒るなって。 別に何もしてねぇから「ましろから微かに睡眠薬の匂いがするのは何故だ?」
睡眠薬?
あぁ、気を失ったのはそのせいか。
直感的に感じ、口元を塞ぐ。 薬が付いてたら大変だ。
というより、匂いで分かった光斗がすごいな。
「それなら眠らせるときに使ったよ」
「どうやら殺されないと分からないらしいな」
2人共、怪しく笑って言う。 一体何が目的なのやら。
「で、どうやら殺されそうだから俺は言いたいことだけを言って帰るよ」
「殺す前に言え」
「怖い怖い。 千葉は怖い奴らがたくさんだな。 本題に入ろう。 お前ら2人、早いうちに千葉を亡命したほうが良さそうだぞ」
平然に言ってみせる雷元。 私は驚愕で声も出ない。
「それで神奈川に寝がえろと?」
「馬鹿いうな。 俺ももう神奈川を亡命してるさ」
え?
まるで他人事のように言う雷元に詰め寄った。
「なんで? どうして?」
「おいおい・・・・・・。 ましろ、質問は一つづつにしてくれよ。 ま、答えてやるさ。 計画だよ計画」
「まるで意味がわからん」
「詳しくいうと、俺らはトップだ。 そのトップが入れ替わる事なんて滅多にない。 ・・・・・・神奈川でも埼玉でも千葉でも、やる事は全部悲惨さ。 指導者は自分の国家の事しか考えない。 そしてその為だったらどんな事でもやる。 単刀直入にいおう。 ましろ、6年前、お前に攻撃したのは俺だ」
は?
別の意味で息が詰まりそうだった。
光斗は目を細め、グッと拳を握っている。
「上層部からの命令だった。 信じるかはお前ら次第だが、その時の命令内容は千葉を混乱に落とし入れろ。 それの的になったのがましろ、あの時のお前だ。 そして、『一般人が能力で攻撃を受けた』という前代未聞の大惨事が起きたのさ。 こうなったら千葉に着任するヒーローが減るだろ? 人間を守れない所に行きたいと思うか?」
言われてみれば。
と、光斗が呟く。
「これで神奈川は敵が減ったと思ったんだ。 所がどっこい、能力受けた少女が覚醒して、ヒーローになってたった1年で上位に入り込みやがった。 計算外だ」
「どういうこと?」
「能力を一度でも覚醒していない時に受けてしまうと、予想外の能力が産まれる事があるんだ。 今は重力、精神、光と闇、音、刻が確認されているんだよ」
光斗からのフォローをもらい、一通り理解する。
なるほど、だから私は光と闇なのか。
ん? ・・・・・・まてよ。
「光斗も光と闇じゃなかった?」
「僕の場合は融合する時に薬を飲んだからね。 ましろが覚醒するずっと前から確認済みの5つは薬使えば誰でも覚醒できたんだ」
「奥が深いのね。 そこまで知らなかった」
納得する私に雷元が続ける。
「つまり、レア能力って事だ。 それはまだ未だに解明されてないことが多いからな。 どこの国家も扱いには手こずってる」
「でも指導者は全員レア能力って奴じゃない? 千葉が光と闇、埼玉が精神」
「神奈川が音だな」
「それは指導者だからね。 なんかみんなと違うものが欲しかったんじゃない?」
「・・・・・・曖昧ね」
頭を抱えながら光斗の考えを受け止めた。
ネジが一本緩んでるというか、天然石というか。 先ず、人が驚いたことを笑いにする所から間違ってる!!
「つまりだ!! 神奈川からすればお前は邪魔な存在になりつつある。 っていうかもうなってる。 だから千葉を潰そうと考えているのさ。 実質、もう千葉の占領国は4区だろ」
「私達、一応千葉なんだけど?」
「悪い悪い。 だから潰される前にそこから逃げ出したほうがいいぞ。 俺、パーティーの前にこっそり指導室に忍び込んだんだがな、これがびっくり。 今からいう事は全部本当の事だ」
雷元から告げられた真実。
それは頭の中が真っ白になる程信じられないものであり。

怖気だつほど、恐ろしいものであった。

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